日韓共同ドキュメンタリー
あんにょん・サヨナラ
釜山国際映画祭で最優秀韓国ドキュメンタリー賞受賞!
山形国際ドキュメンタリー映画際2005アジア千波万波特別招待作品
♪♪映画「あんにょん・サヨナラ」のテーマ曲「平和の歌」
(⇒歌詞と楽譜はこちら)
上映日程
ビデオ購入方法
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60年目の命日に、お父さんが戦死した
中国を訪ね号泣する李熙子さん
(2005年6月11日)
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靖国から父の名前を返してもらうまで
父の名前を刻むことができない |
★ 「あんにょん・サヨナラ」
金兌鎰(キム・テイル)監督 ★
戦後=植民地解放から60年。歴史認識をめぐって繰り返される日韓の対立。しかしその中で必ず登場する「靖国神社」について、「よく知らない」という人がほとんどではないでしょうか?
本作品を通じて、歴史の真実を解き明かし、日韓市民の平和な未来を構築するための素材として利用していただきたいと願っています。
作品の主人公イ・ヒジャさんのお父さんは日本軍に徴用され中国で戦死。しかも、何も知らされることなく、お父さんは靖国神社に祀られました。「父の名前を返してほしい!」
靖国神社に父親が祀られているイ・ヒジャさんの思いとは何か。「父の靖国合祀が取り下げられるまで墓石に父の名前を刻めない!」イ・ヒジャさん
の悲しみを通して、日本と韓国の辛い過去に向き合い、平和な未来に向けてどうすればよいのか考えていきます。
作品は8・15試写会版が完成し、14日東京、15日大阪、16日ソウルで試写会を開催しました。鑑賞された皆さんのご意見も参考に編集作業を続け、完成版を
2005年10月の山形国際ドキュメンタリー映画祭、釜山国際映画祭にて上映いたしました。
現在は全国各地で上映運動を行っています。ぜひ「自分の地域で上映したい」という方はお知らせください。
◆推薦コメント
野中広務(元衆議院議員)
「あんにょん・サヨナラ」を拝見し、あらためて過去の傷跡を残しておられる方々のことを痛いほど感じ、その深刻さから「あんにょん・サヨナラ」と言える希望を求めて努力されている方々のお姿に感激を新たにし、私も残り少ない人生を可能な限り、その一人として頑張りたいと強く誓いました。
井筒和幸(映画監督)
ニッポンの若者だけじゃなく大人こそがこれをしばらく見つめて勉強したらいい。
高橋哲哉(東京大学大学院教授)
靖国問題を静かに問い、考える映画。イ・ヒジャさんの物語を軸に、当事者たちの思いをうまく引き出している。イ・ヒジャさん、チワス・アリさん、菅原龍憲さん、金城実さん、古川佳子さんらがいっしょになって、合祀取り下げを靖国神社に迫るシーンには、この問題の本質が凝縮されている感じた。
西野瑠美子(VAWW-NETジャパン共同代表)
イ・ヒジャさんの「父を取り戻す」闘いは、解放から60年を経てもなお、戦争が終わっていない「現実」を象徴している。父の名前の無い墓碑を前にしたヒジャさんの姿に、涙を押さえることができなかった。過去の清算を果たし新たな時代に踏み出したいというこの作品のモチーフは、まさに「戦後60年」の時代的メッセージだ。
豊田直巳(フォトジャーナリスト)
靖国神社に向かう主人公たちに「テメー、朝鮮に帰れ」と殴りかかる、「右翼風」の男。痛快である。もちろん「右翼が」では、ない。靖国神社に小泉首相が参拝したがる理由が、この映画を見れば一目瞭然なのだ。物理的なそれを含む、徹底した暴力の肯定。「やらせ」抜きで曝け出される靖国神社の凶暴な本性と、その暴力に凛々しく向き合う主人公、イ・ヒジャさん。確かに新しい風が吹いている。流行の韓流とは異なる風が。海峡を越えて。
鈴木邦男(一水会顧問)
これだけはっきりと問題点を浮き彫りし、考えさせられた映画はありません。反対の考えの人達も出して、喋ってもらってますし、画期的な映画になってます。この映画を見て、さらに皆で討論をしていったらどうでしょうか。
世界中で大きな反響を呼ぶ!
・釜山国際映画祭 ドキュメンタリー部門最優秀賞(ウンパ賞) 受賞作品
・ソウル独立映画祭 最高栄誉賞 受賞作品
・山形国際ドキュメンタリー映画祭 アジア千波万波 特別招待作品
・Mini INPUT 2005(台湾で開かれたドキュメンタリーフォーラム)招待作品
・ブエノスアイレス国際映画祭招待作品(2006年4月)
・米パムスプリング映画祭「非-劇
長編映画」部門招待作品
その他、アメリカやイタリア、フランスの映画祭でも上映予定。日韓共同で靖国神社の問題に取り組んだ世界初のドキュメンタリーは世界中で大きな反響をまき起こしています。
「あんにょん・サヨナラ」上映委員会
ann-sayo@hotmail.co.jp
●今までの上映会の様子は直接こちらのページへ
http://plaza.rakuten.co.jp/annyongsayonara/
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3月靖国行動撮影記 ⇒
4月撮影記 ⇒
5、6月撮影記
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ソウルでの記者発表 ⇒
8・15版試写会(東京・大阪)
⇒釜山国際映画祭 ⇒完成発表上映会(10月20日東京、22日大阪)
金兌鎰(キム・テイルKim Tae-il)監督のプロフィール |
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1963年生まれ。韓国在住。91年のインディペンデント・フィルム・ワークショップをきっかけに映画制作を始める。代表作は『People
Who Overcame the Division』(95年)、『お母さんの紫色のスカーフ』(95年)、『Aging Grass
Stays Greener When
Together』(96年)など。朝鮮半島の分断と、38度線によって政治や生活の面で隔てられた人々をテーマにした作品を発表してきた。現在は、再統一、労働、売春、環境などの社会問題に意欲的に取り組むプロデューサーとして活動している。 |
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ソウルでの記者発表 |
日韓共同ドキュメンタリー「あんにょん・サヨナラ」制作委員会
◆◇韓国
民族問題研究所・太平洋戦争被害者補償推進協議会
◆◇日本
情報工房スピリトン・在韓軍人軍属裁判を支援する会
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