在韓軍人軍属裁判を支援する会ニュースレター 「未来への架け橋」 NO.34 (2005.8.26発行) |
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60年後の出会いを大切に、 |
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9月1日、グングン裁判一審の2回目の証人・本人尋問が行われます。金景錫(キム・ギョンソク)さん、羅鉄雄(ナ・チョルウン)さん、李洛鎮(イ・ナクチン)
さんが証言台に立ちます。戦後(韓国にとっては解放)60年、そして、今回は韓国で日韓会談の文書の全面公開が行われる情勢のもとで行われます。是非、皆さんの傍聴が必要です。よろしく御願いします。 金景錫さんは、自ら強制連行被害者であり、兄も強制連行され北海道の炭鉱で亡くした。強制連行で初めての提訴を日本鋼管を相手に行い、和解を勝ち取った。今、本訴訟の原告の半分を占める「太平洋戦争韓国人犠牲者遺族会」の会長でもあり、真相究明を機に結成された犠牲者団体の連合体「強制連行被害者団体全国連合」の代表でもある。 羅鉄雄さんの父・羅三柞さんは、日本陸軍の軍属・パレンバンの捕虜収容所監視員とし 父・李福圭さんは、1944年に徴兵。満州を経て、敗戦過程のフィリピンにと投入され、韓国の解放後の9月20日に戦死したという。遺族には、一片の通知の説明もない。にもかかわらず、靖国神社にだけは通知されているのだ。こんな理不尽なことはない。植民地支配を正当化する靖国神社への、父を死に追いやった戦争美化の神社に合祀されていると思うとたまらない。 |
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「あんにょん・サヨナラ」(8・15版)」の試写会を開催!
8月14日、東京の星陵会館で、日韓共同ドキュメンタリー「あんにょん・サヨナラ」(8・15版)の記者発表と試写会、レセプションが行われました。
作品は9月末完成予定で、すでに10月の山形国際ドキュメンタリー映画祭、釜山国際映画祭に出品されることが決定しています。10月には東京、大阪をはじめ全国で上映運動を開始していきたいと思っています。ぜひ「自分の地域で上映したい」という方はお知らせください。(連絡先:情報工房スピリトン 03-3403-1902)
また引き続き、サポーターを募集していますので、記念すべき事業へのご支援をよろしくお願いします。(古川) 上映後のアンケート感想から(抜粋)
○今まで、テレビなどを見て知っているような気がしていましたが、ほとんど何も実状を知らないことがわかりました。感情に訴えかけられ、心が動くドキュメンタリーで、私はもっと知り、考えていかなければならないことに気づかされました。(21歳女性) |
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第5回ボランティアツアー参加のご案内
韓国春川にある強制連行被害者の納骨堂の草刈りボランティアも今年で第5回。今回は春川の奥にある湖畔の古寺や「チャングムの誓い」のセットにも寄りたいと思います。また希望者は6日出発で「あんにょん・サヨナラ」が上映される釜山映画祭に参加してから春川を訪れるプランも計画中です。 |
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制作 民族問題研究所(韓国) 32分(日本語字幕) 2005年 3000円(送料込み) 日本の関東軍に強制徴兵・強制徴用された朝鮮人のうち1万人以上が敗戦後ソ連に抑留された。8・15で解放されたはずの彼らが、日本名のまま、酷寒の地で強制労役に苦しまなければならなかったのだ。彼らが国に帰ってきたとき、朝鮮半島は分断されていた。韓国では「敵性国家」ソ連から帰った彼らに対する周囲の目は冷たかった。しかし、韓国人シベリア抑留者たちは91年から集まり始め、「シベリア朔風会」を結成した。日本の抑留者たちの運動とも手を取り合いながら、戦争責任者たちの謝罪と誠意ある補償を要求する活動を始めた。「シベリア朔風会」会長の李炳柱さんをはじめ多くの会員がグングン裁判の原告に加わっている。このビデオは、彼らが残された僅かな人生の中で声をあげている姿を収録したドキュメンタリーである。作品に登場している李圭哲さんが、編集中の本年1月24日に享年81歳でこの世を去った事実を伝えるエンディングが私たちの胸を打つ。(塚本) (購入のお申し込みはgun2@r9.dion.ne.jp まで。なお、本作品は、『あんにょん・サヨナラ』サポーターの方には特典として差し上げます。) |
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