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2026年3月24日
遺骨に関する対政府交渉
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遺骨交渉の模様 |
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具志堅隆松さん |
3月24日12時から国会(衆議院会館)で「日本の侵略戦争に朝鮮半島から強制動員された犠牲者の遺骨返還へ!3・24日本政府交渉」を開催した。
今回、宗教者ネットワークとして壱岐島天徳寺の住職が参加した。住職は「5月引退後、寺に預かっている厚労省管轄の朝鮮人遺骨を韓国のお寺に引き継ぎたい」と述べ、外務省から「サポートしたい」との返答を得るという大きな成果があった。
また今回は、ガマフヤーの具志堅隆松さんも参加し、昨年9月10日の厚労省「戦没者遺骨有識者会議」資料にある太平洋戦地での遺骨取集に関するやりとりを中心に質問し、回答を得た。中でも以下の沖縄に関する2点で大きな進展があった。
一つは与那国島に埋葬されている戦没者(兵士と「慰安婦」)の遺骨発掘を民間(ガマフヤー)が中心にやるのでサポートしてほしいという意見に対し、厚労省が「窓口は沖縄県の遺骨収集センター」と事実上認めたこと。
もう一つは「有識者会議資料」にあるテニアンの遺骨について、沖縄県民の移住が多く、集団自決が多く発生しているため、沖縄県民へのDNA鑑定をすべきとの意見に対し、厚労省はこれまでの沖縄でのDNA鑑定と同様の回答を行い、事実上県民のDNA鑑定申請を認めた。この2点は大きな成果だ。(詳細は別掲)
また、今回の交渉には、在日韓国人のYさんが参加。Yさんの祖母の兄2人は戦時中に海軍に動員され、一人は千島沖の「白陽丸」で沈没戦死。もう一人もグアムで戦死している。「有識者会議」資料にはグアムでの集団埋葬地記録をもとに遺骨発掘が進んでおり、DNA鑑定を求める声を直接届けることに意義があった。
Yさんは「祖母の兄2人が日本兵として連れていかれた。戦後は援護法からもはずされている。しかし一方で靖国に合祀されている。加害国の祭神として。耐えられない。希望はDNA鑑定。父も高齢だ。DNA鑑定を国籍関係なくやってほしい。」と厚労省にDNA鑑定を懇願した。
厚労省は「韓国人のご遺族からのDNA鑑定の申請については、返還のあり方の外交交渉を進める中で、韓国人のご遺族とのDNA鑑定の方法についても検討する必要があると受け止めており、引き続き、政府部内で適切な対応を検討してまいります。」とこれまでの韓国人への対応と全く同じ回答を行った。
しかしここで、気づく人も多いと思う。多くの在日朝鮮・台湾人傷痍軍人が戦後補償を求め街頭に立ち、中には1990年代裁判に訴えた。その結果、特別立法が行われ、少額ながらも傷痍軍人生存者と戦没者遺族への補償がされたのだ。この事実から考えても「在日韓国・台湾人の場合、日本国内で解決すべき問題」ということを日本政府として過去に認めているのだ。
Yさんは語る。「祖母の兄2人が太平洋戦争に動員されて戦死しているのは知っていた。今回、金英丸さんにお願いして、その記録を取り寄せてもらうと、靖国に合祀されていることがわかった。事実を知ることは勇気がいるが、目をそむけることはできない。今も植民地支配が続いている。これまでの皆さんの闘いに合流していきたい。」と。今後、ノーハプサ孫世代訴訟追加提訴の中に加わることも決定した。靖国合祀拒否の闘いは間違いなく新たな段階を迎えた。支援する会としてYさんをはじめ、在日韓国人からの靖国訴訟参加を歓迎し、サポートしていきたい。
昨年12月にはソウルで靖国合祀取り下げを求める裁判も提訴されており、運動を国際的にも一層広げて解決を迫りたい。またソウルでの裁判が始まったら日本からツアーを組みたい。
◆ 厚労省・外務省からの回答と今後の追及ポイントは、グングンニュース第100号を参照してください。
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| 遺骨交渉の会場 |
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