在韓軍人軍属裁判を支援する会ニュースレター 「未来への架け橋」 NO.66 (2012.1.14発行) |
推進協議会から届いた年賀はがき(部分) |
GUNGUN
最高裁不受理!!! |
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昨年11月30日、在韓軍人軍属裁判の上告が何の理由も示されず、棄却されました。以下の声明にも触れているように、グングン裁判の控訴審判決で、国の行為をほとんど「違憲」であるとしているにもかかわらず、これに検討を加えることもなく、棄却しました。大阪の「靖国合祀イヤです訴訟」では、「(国の行為が、靖国神社を)援助、助長する」行為であること、すなわち違憲であることを明確に認定しています。今回の最高裁の上告棄却は、この高裁判決を確定させたことになります。「違憲」であることを事実上認めたのです。そうであるならば、最高裁ははっきりと「違憲」判決を出すべきです。韓国人原告の被侵害利益=「痛み」に一切触れようとしない日本の司法は、自らの父らがナチスヒットラーの英霊として合祀され続けるとしても、それで「よし」とするのでしょうか。そんな屈辱を韓国人に今後も強いるように、最高裁は自らの立場を放棄し、逃げたのです。これほど卑劣なことはありません。自分の保身が原告たちを深く傷つけているのです。わたしたちは、原告たちの要求を実現するために、今後も闘い続けます。
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韓国から遺族2名と、岩手から岩淵さんを招いて遺族集会を開催
今回来日したのは、崔洛(チェ・ナックン)さんと南英珠(ナム・ヨンジュ)さん。調査の結果を聞くために、お二人とともにゆうちょ銀行大阪支店を訪れました。崔さんのお父さんは、42年に日本に渡しました。福岡の炭鉱で働いたらしく、家族宛に送られた「協和訓練隊員昭和17年9月13日
記念撮影」と書かれた写真以外に何も資料が残されていないません。崔さんにとって郵便貯金の確認申請は、藁をもすがる思いで行ったものです。
二日目には、南さんのお兄さんが亡くなったニューギニアに関して、日本人遺族の岩淵宣輝さんを岩手から招いて交流会を持ちました。南さんの兄、南大鉉さんは、42年に陸軍に動員され、その後の生死は不明。両親は亡くなり、兄の生死を確認しようと探し回った結果、2003年に記録をようやく確認。陸軍第20師団、歩兵第80連隊に配属され、44年8月にニューギニアのヤカムルで戦死していました。さらに驚いたのは、遺族に無断で靖国神社に合祀されていたこと。南さんが一昨年来日した際に、岩淵さんが今も年に数回ニューギニアを訪れて遺骨調査を行っていることを伝えると「ぜひ会いたい」というので、3月末に一緒に岩手に行く予定でした。しかし東北大震災が発生、日本側だけで岩手を訪問、交流し、今回の企画につながったのです。岩淵さんは、NPO法人「太平洋戦史館」の会長理事で、父が戦死したニューギ二アなどで40年以上、遺骨帰還活動を続けています。現地訪間は270回以上、1100を超える遣骨を日本に持ち帰っており、今年7月にもビアク島などで20人分以上の遺骸を発見しています。 |
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「朝鮮人軍人軍属名簿の分析からあきらかになったこと」研究会に参加して(御園生)
続いて、竹内康人さんから、被徴用死亡者面名簿、陸軍・部隊留守名簿、工員名簿、海軍身上調査票、履歴原票等のスポット的分析からわかったこともあきらかにされた。その上で課題として、いくつかの指摘がなされた。 |
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『
妖怪 水木しげるの「ゲゲゲ幸福論」』
BS・JAPAN放映作品 |
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