2025年12月19日

映画「あんにょん・サヨナラ」上映会&トーク


 この日の締めくくりは、飯田橋の東京しごとセンターで行われた、映画「あんにょん・サヨナラ」上映会&トークである。
 
  トークで制作時を振り返る
 2005年の制作から20年。映像に出てくる方の多くは既に鬼籍に入った。今年5月には古川佳子さん、9月には中谷康子さんが亡くなった。しかし日本の情勢は20年前と変わっていないことに全員が驚いた。「核を持つべきと主張する保守勢力」というナレーションがその象徴である。キナ臭い戦争への圧力と、そうさせないとする平和を希求する民衆の力。映像に持つ普遍性があふれ出ていた。
 私からはこの映画を作ったきっかけは2002年の「GUNGUN原告証言を映像に残すツアー」にあったことを紹介した。共同監督の加藤久美子さんや、当時韓国に留学していた丁智恵さんがボランティア参加していたツアーの最後に李熙子(イ・ヒジャ)さんが連れて行ってくれたのが、天安・望郷の丘にあるヒジャさんのお父さんの「名前のないお墓」だった。
 どうすれば日本の若い人の心にヒジャさんたちの悲しみ、怒り、憤りを届けることができるか考えて制作したことを話しした。
 全編通して見たのは10年ぶりくらいだったが、新鮮に見れたのは私だけではなかったようだ。上映後多くの人が「今に通じる」と感想を伝えてくれた。今の情勢に通じるのは残念ではあるが、この映画を見ていただくことで「気づき」や「行動」につながれば、作った側にとって本望だ。