2005年10月9日〜10日
第10回釜山国際映画祭「あんにょん・サヨナラ」上映
最優秀ドキュメンタリー賞受賞
「あんにょん・サヨナラ」 Woonpa賞
釜山国際映画祭で、最優秀賞を受賞!
出品作品の全監督プロフィールポスター |
会場周辺でポスターを発見 |
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上映後の舞台挨拶 |
音楽担当の作曲家が歌う |
さて、今年のツアーの2つめの目玉は? そうです! 釜山国際映画祭での「あんにょん・サヨナラ」の上映でした。
開催地の海雲台(へウンデ)は、弓形の美しい白砂ビーチがあるロマンティックな町でした。
会場はおそらく年配者が多いだろうとの私の予想を裏切り、若い人が多かったのは驚き。日本の右翼の発言に私の隣席の若者は「?」「あは?」と声を漏らし、李熙子さんの慟哭には嗚咽していた。途中何度も会場をぐるぐる見渡しましたが、皆真剣に食い入るようにスクリーンを注視しているという感じでした。
8月の大阪での上映と比べると、さらに良くなっていたことが驚きでした。「心に刻む集会」に間に合わせるための、未完成上映だったことが今更のように実感されました。
靖国が何を象徴しているのか、戦争賛美・戦争に身を捧げることへの賛美、それ故に小泉は靖国を参拝し続ける。という靖国思想を明々白々と浮かび上がらせながらも、映像は人を映し出し、人と人とのふれ合い、物語を紡ぐ。李熙子さんの慟哭、古川さんの悲しみ、そしてみんなの怒り・・・美しい音楽とともに、私たちが向かう共通の対象が明らかになる。
上映後活発に質問が出されました。日本の休日ということもあって、日本人も鑑賞していました。ある日本人男性は「私は1年間で100本の映画を見る。『あんにょん・サヨナラ』は、今年見た中で最高の映画です」と感想を述べてくれました。うれしかった。
上映後の打ち上げでは、音楽を担当した人、歌っている人、アニメーションを書いた人などの紹介がありましたが、皆さん若い!釜山で彼や彼女らと出会えた私たちはとっても得した気分です。
ともかく、心から「見てください」と薦められる映画です。上映活動がんばりましょう。