在韓軍人軍属裁判を支援する会ニュースレター

「未来への架け橋」 NO.42 (2007.1.27発行)

ソウルで行われた
靖国合祀取消アピール
(2006年12月8日)

 

   

ノー!ハプサ合祀絶止へ新たな訴え

 昨年5月のGUNGUN裁判不当判決から8か月。「合祀は靖国神社の判断」「国の靖国への情報提供は一般的な行政の回答事務」と切り捨てた東京地裁。李煕子(イ・ヒジャ)さんをはじめとしたグングン原告を中心に、遺族らは新たに原告団を作り、靖国神社に対して「霊璽簿からの氏名の削除」等合祀取消を求めて、2月26日に東京地裁に提訴します。旧植民地出身者の靖国合祀は、戦後日本の植民地支配未清算の象徴であり、戦争責任をあいまいにしてきた日本人自身の問題です。「ノー!ハプサ」(合祀)を日韓共通の合言葉に、ともに闘いたいと思います。2月26日提訴行動を日韓の共同行動として取り組みましょう。昨年は、遺骨調査や戦地巡礼など、戦後日本政府が放置してきた韓国人遺族への対応が戦後61年を経てようやく動き出しました。GUNGUN裁判も控訴審に向けて訴訟救助の手続中です。今年も日韓の架け橋になるようがんばりますので、ご支援よろしくお願いします!
 

韓国の原告団体から届いた新年の挨拶
 

太平洋戦争韓国人犠牲者遺族会 会長 洪英淑(ホン・ヨンスク)さん

 亡き夫の意志を継いで会長になりました洪英淑です。昨年は支援する会の皆様から暖かい励ましの言葉、カンパをいただき、本当に感謝するのみです。遺族会事務局の運営には困難が多いのですが、皆様のご配慮のおかげで事務員も配置でき、順調にやっています。ありがとうございました。今年もよろしくお願い申し上げます。

 

太平洋戦争被害者補償推進協議会 共同代表 李熙子(イ・ヒジャ)さん

 こんにちは、李熙子です。新年がやってきました。この間裁判を支援してくださった東京、大阪の事務局と弁護士、支援者のみなさんに韓国の被害者の気持ちを一つにして新年のご挨拶を申し上げます。また「あんにょん・サヨナラ」を観て胸を痛めてくださった方々にも、心から感謝申し上げます。2006年はこれまでになく絶望と希望の入り混じった年でした。グングン裁判で実質的な成果を得ることができず悔しい思いをしましたが、韓国、台湾、日本、沖縄の4地域で力強く靖国反対共同行動を進め、これを土台に靖国神社を被告とした訴訟準備を始めたことで新たな希望を持つことになりました。
 すべては平和を願う皆さんの美しい心と貴い声援のおかげです。私は父の顔も手も声も覚えていません。しかし私はいつも皆さんの温かい心、優しい手、情あふれる声に包まれています。日本によって父を亡くしましたが、父の足跡を辿るために日本を行き来した歳月は皆さんがいたから悲しみの中にも喜びがありました。人としての父の全ての権利は23歳の死で終わりましたが、母と結婚して娘を一人残したことで、ここに李熙子が存在するのです。血を分けた娘として私は常に父の分まで生きていると思っています。そんな私にとって皆さんの支援と激励は、娘としての務めを果たすための大きな力となりました。皆さんの声援に対して私がどれほど感謝しているかを言葉では表しきれません。今年も常に安らかで、皆さんのご家庭に幸せがあふれることを祈ります。これからも変わることなく声援をお送りくださるようお願いいたします。

 

韓国シベリア朔風会 会長 李炳柱(イ・ビョンジュ)さん
 

 年が変わりました。狂犬に噛まれたような縁起の悪い犬年が去って行きました。新しい年は、吉運を伴う60年目に来た黄金豚の年といって,韓国では幸運が得られると信じられています。グングン支援会の皆様の誠意と情熱を込めた裁判支援に感謝します。昨年5月の棄却判決には 、憤激を堪えられません。政権の気色を伺い、確信ある判決を書けない裁判官。道徳心、倫理観、一片の良心さえ持っていない判事。情けない限りです。私は度々日本へ行きますが、グングン支援会の若い皆様と会うのが一番嬉しい瞬間です。綺麗で新鮮な雰囲気に直ぐ巻き込まれるからです。貴方達とは何事も胸襟を開いて話せるし、意気投合が出来ます。大阪で被害者の為作った歌(ハングル)をギター伴奏で一緒に歌った時、目頭が熱くなった覚えがあります。貴方達は、決して金持ちでないし、決して不義とは妥協しないし、決して権力にへつらわないで 、純粋そのままで運動しているのを、私は良く知っています。
 東條の亡霊が現れたか、無頼漢政権が着々と侵略戦争を準備しているのは、平和な暮らしをしている周辺国に大きな脅威になっています。貴方達の若い気魄と精力を結集して、天人共怒の凶計を打ちこわすことが出来ると思います。
 黄金豚の年を迎え,グングン支援会のともづなをより堅く結束して,運動がより一層高揚しますよう、念願致します。

グングン裁判控訴審へ向けて―政府主催で初めての追悼巡礼事業

初めて韓国人遺族も同行した戦地巡礼
(NHKクローズアップ現代から)

 グングン裁判の重要な請求の一つに遺骨問題があります。前号でお知らせした「朝鮮半島出身者等の遺骨問題に関する第5回日韓協議」に基づき、昨年12月11日から、韓国政府(真相糾明委員会)によりサイパン、パラオ、フィリピンへの第一次追悼巡礼事業が実施されました。今回は、真相糾明委員会で受け付けた被害申告者遺族から選ばれたもので、 それぞれ20名が父らの戦没地へ向かいました。
 
 「お父さん、娘と息子が来ました。お父さんの名前を呼びたくてきました。60年も過ぎてからきた私たちを許してください。」と追悼の辞が読み上げられる。グングン原告等もこの巡礼事業に参加。太平洋戦争韓国人犠牲者協議会からはフィリピン戦線で父を亡くした韓副会長とグングン原告の李洛鎮さん、太平洋戦争被害者補償推進協議会からはパラオ・ペリリュー島で父を亡くした尹玉重さんがそれぞれ戦没地を訪問。「私は父の顔も知らないで育った。」「60年間心の中でよびかけていた父の名を心置きなく呼び、心に残っていた恨もとんでいくようであった。」(東亜日報)とその持つ意味を報道しています。残念ながら、日韓協議で決まったにもかかわらず、日本政府からは誰も参加しなかった、ということです。遺骨の調査、返還。その一つ一つが、遺族の、被害者の心を癒し、人と人ともつながりを回復していく。戦後補償問題解決の第一歩は遺骨問題、戦没地調査であり、植民地支配の象徴である靖国問題の解決にあります。

 控訴審は今、亡くなられた原告の訴訟の承継、および、訴訟救助に時間がかかっています。控訴審がはじまれば皆さんに真っ先にお知らせします。今、準備されている新訴訟とともにご支援をよろしくお願いします。(御園生)
 

舞鶴でシベリア引揚終了50年記念集会(報告:木村)

シベリア引揚終了50年記念集会

 昨年12月26日に舞鶴市で「シベリア引揚終了50年記念集会」が開かれ、参加しました。1956年12月26日、シベリア抑留された人たちの最後の帰還船興安丸が、舞鶴港に入港し、シベリア抑留最長11年間の方々1025人と24の遺骨が帰ってきて以来、丸50年を迎えての記念集会でした。

 グングンでお世話になっている池田さんは、準備のため前日に舞鶴に入られたようで、集会前も忙しくされていましたが、挨拶に行くと元気な声で迎えてくださいました。会場でのスケッチ展を見ていると、隣に来られた方が、満州開拓団自決の絵を指して「男は全部兵隊に取られて残ったのは老人と女子どもだけだった。取り残されて自決するところだ」「この絵は見てられない」と声をつまらせて教えて下さいました。

池田さん

 集会には、100名ほどの参加者と各報道機関で会場がいっぱいでした。全国北は茨城から南は鹿児島までの参加者が一言ずつ発言されました。みなさん80歳代あるいは90歳代と高齢にも関わらず、声もしっかりされてその迫力に圧倒されました。でもそのエネルギーの源が、シベリア抑留の事実を明らかにし当事者が納得できる解決に向かおうとしない国への怒りにあると思うと何ともやり切れませんでした。報告の後、野田正彰さんから「日本が侵略した中国大陸の被害者と苦しみを共有し、共に訴えていくことが大切。高齢だからできないのではなく、80歳なら80歳にしか出来ないことがあるはず。ドイツで80年代後半に戦後問題が再燃したのは、孫の世代が担い手だった。孫は必ずおじいちゃんの話を真剣に聞いてくれるはず、孫に体験や思いを伝えていって欲しい」と発言されました。

スケッチ展の前で

 “幕引きを許さず、私たちは闘い続けます。シベリア抑留者が求めるのは旅行券や記念品ではない!戦後半世紀 私たちが求めてきたのは、不当な抑留、奴隷労働への補償です。”という全抑協声明のとおり、体験者の方々の戦争は未だ終わっていないし、二度とこんな悲しい思いをしないように力を尽くしたいという思いを強くしました。

2月26日に韓国人遺族が靖国合祀取消訴訟を提訴します!
ともに闘う「ノー!ハプサ(合祀)」に参加しよう!
                              
準備会:山本直好

金h鎬(キム・ギボ)さん

申明玉(シン・ミョンオク)さん

高仁衡(コ・インヒョン)さん

 グングン裁判で国を相手に「合祀絶止」を求めて裁判を闘ってきた原告を中心に、2月26日に新たに靖国神社を被告とする合祀取消訴訟を提訴します。12月8日には原告予定者が来日し、「ヤスクニ合祀問題を考える−韓国人遺族とともに」を開催し、韓国でも提訴の記者会見が行われました。そして、1月12日から15日まで弁護士と事務局で訪韓し、原告予定者との交流、聞き取り調査を行いました。
新訴訟にはグングン裁判原告以外の人も参加。林福順(イム・ボクスン)さんの夫は、1959年4月6日、靖国神社合祀。靖国合祀で初めて裁判提訴です。1971年に夫の知人を通じて厚生省に父の死亡通知を発行させ、1995年には韓国KBSの取材で靖国神社を訪問し、直接合祀確認した羅敬壬(ナ・ギョンニム)さんも参加されます。お二人は国も被告に加えて提訴する方針です。
 靖国神社側は、自衛官合祀拒否訴訟(中谷訴訟)最高裁判決を全面に押しだし、「まさにこの判断が適用される場面なのである」と主張しています(大阪訴訟での答弁書)。靖国神社にも「祭る自由」があり、「信教の自由」を主張するなら靖国神社にも寛容であるべきというのです。しかし、遺族にも故人の祭祀を行う権利があり、まして、援護政策から国籍条項で一切排除されてきた旧植民地出身者を「信教の自由」一般の問題で片付けることは許されないと考えます。小泉が「心の問題」と言うなら引き裂かれた韓国人遺族の「心の問題」こそ尊重されなければなりません。
 来る、2月26日には裁判所前でのサルプリ上演などパフォーマンスも交えながら提訴行動を行います。そして、ともに闘う「ノー!ハプサ」(「ハプサ」とは合祀の韓国語読み)の結成集会を開催いたします。戦後の無断合祀は日本人自身の問題でもあります。「支援」ではなく合祀問題解決のために「共に闘おう」という団体です。提訴後の2月28日には韓国で共同での報告会、記者会見も行われます。グングン裁判支援者の皆さん、映画「あんにょん・サヨナラ」をごらんになった皆さん、2月26日の提訴行動と報告集会・「ノー!ハプサ」結成集会にぜひご参加ください。

2月26日の予定

10時 靖国神社申し入れ 13時 東京地方裁判所前集合 サルプリ上演後に提訴

18時 報告集会&「ノー!ハプサ」結成の集い(豊島区民センター・音楽室)

 



韓国靖国合祀取消し訴訟へ向け、弁護団、スタッフ訪韓記


 1月13〜15日、弁護団から内田雅敏弁護士と、新たに結成予定の「ノー!ハプサ」スタッフ3名で訪韓した。原告との交流を深め、聞き取りを行うためである。李熙子さんはもとより、光州からこられた羅敬壬さん(父が東部ニューギニアで戦死)、ペリリュー島で父を亡くした尹玉重さん、父を浮島丸で亡くした林西云さん、父をフィリピンで亡くした共同代表の李種鎭さん、父がナウル島で戦死の朴任善さんと真相糾明委員会で働く甥ごさん、そして、高齢にもかかわらず参加してくれた林福順さん(夫を中国安徽省で亡くす)と息子家族、キリスト教歴史研究者、小説家、弁護士など原告予定者を中心に多彩な顔ぶれで迎えてくれた。とくに、最高齢の林福順さんは、生きているうちに「夫の名前を靖国から取り戻したい。皆さんに是非お願いしたい」とアピールしてくれた。グングン原告でない羅敬壬さんへの聞き取りは2時間近くに及んだ。東部ニューギニアの激戦地で食料もなく、マラリアが蔓延する中での死であった。「23歳 で、妻と4歳の子と、生まれたばかりの子をおいていかなければならなかった父の胸中はとおもうとたまらない。お父さんと一度呼びたかった」という。次回は2月上旬に訪韓し、原告集会と聞き取りを行う。ノー!ハプサ。準備は急ピッチですすんでいる。(東京N・H記)
 

「あんにょん・サヨナラ」特集

別府ドキュメンタリー映画祭「べっぷdeどきゅん!」
「あんにょん・サヨナラ」上映!

      報告:丁智恵(「あんにょん・サヨナラ」制作コーディネイター、上映委員会)

挨拶する林綾美さん

 去る1月20日と21日の二日間、大分県別府市の別府ブルーバード会館にて「別府ドキュメンタリー映画祭」が行われました。別府では初めての試みで、この企画においては昨年夏に「あんにょん・サヨナラ」上映委員会でボランティアスタッフとして活躍してくれた林綾美さんが代表でした。「あなたの『いばしょ』を見つめてみませんか」がテーマ。三ヶ月という短い準備期間に、立命館アジア太平洋大学の学生が中心になって実施しました。
 森達也監督の「A2」、綿井健陽監督の「Little Birds」など、日本国内のドキュメンタリー9作品と日韓共同制作の「あんにょん・サヨナラ」が上映されました。障害者や地域の人たちが主体となった音楽祭や、ドキュメンタリー監督の森達也氏を招待して講演会なども行われました。
 二日目の朝10時からの「あんにょん・サヨナラ」の上映は、朝一番にも関わらず会場には100名を超えるお客さんが。見ながら泣いている人、怒っている人などがいて、終わったときには会場から拍手が起こりました。制作においてコーディネイターをした私は上映後林さんの司会で舞台であいさつ。終わったあとロビーなどで学生たちが「感動した」「隣の韓国についてもっと知りたくなった」などと声をかけてくれました。
 大分では初めての上映でしたが、この映画祭を通して日韓の間に横たわっている過去の問題について、学生や地域の人たちがいっしょに考え議論する大きな機会となりました。準備に関わった方々、遠方からわざわざ見に来てくださった方々、本当にありがとうございました。
 

 

東京で「韓国ドキュメンタリー映画祭」を開催!
『 伝える、ひらく、変える
       ―市民の独立映像が動かす韓国社会 』

      日時:2月10日(土)9:30−(開場9:15)
     場所:豊島区民センター音楽室


 戦後六十年の節目に靖国問題をテーマにした日韓共同制作ドキュメンタリー「あんにょん・サヨナラ」は、既存メディアの枠組みを超えて、アジアの中で共存したいと願う市民どうしの心の交流から制作が始まりました。国家という単位では深刻な問題をたくさん抱えている両国ですが、国の壁を越えて市民どうしがつながることによって平和に共に暮らすことの可能性を模索することができるのではないでしょうか。
 そんな予感を感じて、今回韓国の中で市民が社会に発信している力あるドキュメンタリーを集めて映画祭を開催いたします。韓国では、市民がインターネットを通じ情報を発信し、大手メディアの報道にも負けず劣らず国民の世論を支えております。また、映像制作も専門家からの発信にとどまらず、様々な課題に取り組む当事者自らが映像を制作し、メディアを通じて社会に広く伝えていく仕組みが存在しています。そしてそのような仕組みそのものが、韓国映像の真の力が存在する場でもあることを紹介したいと考えております。わたしたちも同様に、映像のニュースを受けるだけでなく、一般市民・労働者・学生・女性・障害者・外国人・様々なマイノリティなど、社会に生きる誰もが映像を制作し、伝えていくことが大切だと考えています。
 また、今回の映画祭では、映像を見るだけでなく、どのような問題意識で誰が映像をつくり、その映像で社会がどう変化していったのかということに焦点を当てた企画となっております。「女性」「移住労働者」「障害者」の三つの分野をテーマにした映画上映とともに、各分野で映像運動に取り組んでいる監督を招聘して日韓共同のワークショップを開き、将来的には日本・韓国の映像メディア運動の連携を目指しています。みなさんのご参加を心よりお待ちしております!

「続く」のワンシーン

プログラム
9:30− 「あんにょん・サヨナラ」終了後 イ・ヒジャ氏、古川雅基氏トーク
12:00− 「テチュリ村の戦争」終了後 韓国米軍基地問題報告
13:00− 「続く」終了後 ジュ・ヒョンスク監督トーク
14:30− 「塩」終了後 パク・ジョンスク監督トーク
15:40− 「バスに乗ろう!」終了後 パク・ジョンピル監督トーク
17:30−19:30 テーマ別分科会


連絡先:「アジアメディアセンター準備会」TEL&FAX:03−3835−3747

 

大阪
李熙子(イ・ヒジャ)さんの教える「キムチづくり教室 」
                &「あんにょん・サヨナラ」上映


2月12日(休)
 
クレオ大阪中央(地下鉄谷町線「四天王寺前夕陽ヶ丘」駅徒歩3分)4階調理室
 
 9時30分〜 キムチづくり教室 
 参加費 2000円(キムチのおみやげつき)

 14時〜 日韓共同ドキュメンタリー「あんにょん・サヨナラ」上映
 参加費 1000円(キムチ教室参加者は500円)
 

昨年のキムチづくり教室


いやあ〜、去年のキムチはおいしかった!今年も・・おいしくできるかな?

 李熙子さんと作る、日韓共同制作(?)キムチも今年で4回目となります。何と言っても、ヒジャさんが持ってきて下さる本場韓国の食材を使うのですから、おいしいのはあたりまえですね。キムチを作って、食べて、「あんにょん・サヨナラ」を見て・・・いいですねえ。是非、是非、お仲間を誘って、ヒジャさんに会いに来て下さい。李熙子さんのキムチ教室、参加しないと後悔しますよ〜〜〜ホントよ!(小川)
 

映画「あんにょん・サヨナラ」のDVD(一般視聴・上映権つき)販売開始!自主上映を企画してくださる方、募集中です。詳しくはGUNGUN裁判HPか上映委員会HPをご覧ください。お問い合わせ/Fax 03-3403-1902

 読書案内

 『ぼくもいくさに征くのだけれど
            〜竹内浩三の詩と死』
     
稲泉連 著  中央公論新社  2200円+税

 竹内浩三は、太平洋戦争に従軍し23歳で戦死した。著者も23歳。9・11事件の後、ふと目を留めた書評「日本が見えない」で竹内浩三の詩に触れたことをきっかけに取材を始めたという。「戦争」の話を聞いてもどこか遠いところのことでしかなかったという著者は、「(浩三の詩を)読んでいると、それが戦争中に生まれた言葉ではないかのように思えてくる。戦争に包まれた時代と、とりあえずは平穏を保っているように見える“いま”が、本当は自分で思うほどには違わないのではないだろうか、などと考えてしまう」と記す。「戦争できる国」へ「日本」が突き進もうとしている今。戦場体験では伝えられない「若者」の悩み、苦しみをうたった詩が時代をこえて、若者に深い共感を呼び起こしたことに、あらためて竹内浩三の作品のすごさを知らされた。(大幸)
 

全国から応援のメッセージありがとうございました
   (会員の皆さんのメッセージ本当にありがとうございます!元気が出ます。)
・年金がまだ全額支給されていませんので少ないですが、頑張ってくださいね。(京都)
・最後まで頑張りましょう。(松戸)
・少額で申し訳ありません。頑張ってください。(大阪)
・12月8日は地元で「あんにょん・サヨナラ」を上映するので参加できませんが、成功を祈ります。(鎌倉)
・日本の戦争責任はいい加減にされ、この「醜い国」に残念!(東京)
・応援してます。(四日市)
・2006年はグングン裁判を知ることができよかったです。来年もよろしく。共にがんばりましょう。(横浜)
・共に闘おう。(神戸)

GUNGUNインフォメーション
2月 5日(月) 戦後補償の現況と課題2007 18時 弁護士会館
2月 7日(水) シベリア抑留者合同新年会 17時 星陵会館
2月 9日(金) 「あんにょん・サヨナラ」上映 17時 広島市立大学国際学部棟404講義室 
2月10日(土) 韓国ドキュメンタリー映画祭 豊島区民センター音楽室
     9時30分〜「あんにょん・サヨナラ」上映&李熙子、古川トーク
2月12日(休)  イ・ヒジャさんのキムチづくり教室&「あんにょん・サヨナラ」上映
     9時30分開始 14時映画上映 クレオ大阪中央
2月26日(月) ノー!ハプサ一日行動
    12時 東京地裁前 キャンペーン 13時 東京地裁提訴
    14時 記者会見(司法記者クラブ予定) 
18時 提訴報告&結成集会  豊島区民センター音楽室
2月28日(日) 提訴報告集会 韓国(ソウル)