在韓軍人軍属裁判を支援する会ニュースレター

「未来への架け橋」 NO.39 (2006.7.29発行)

金景錫さんのお墓にお参りする大口弁護士
(2006年7月11日・春川)
 

   

靖国問題はA級戦犯分祀で解決しない
    不当判決にGUNGUN原告は即時控訴!


 7月20日日経新聞は、「A級戦犯靖国合祀 昭和天皇が不快感」と報じました。富田朝彦・元宮内庁長官(故人)のメモに、昭和天皇がA級戦犯合祀に不快感を示し、合祀以来参拝していないとの発言が記されているという記事です。そもそも現憲法下で、天皇が靖国神社に戦後参拝してきたこと自体が問題です。ましてや昭和天皇自身がA級戦犯として裁かれるべき戦争遂行の最高責任者であった事実は消し去ることができません。この記事をきっかけにA級戦犯分祀論が起こっていますが、「天皇に忠義を尽くして命を落とした者を褒め称え、あとに続けと教育する顕彰施設」である靖国の役割が変わるわけではありません。GUNGUN原告は、5月不当判決の後、即時控訴しました。今後も国と靖国が一体となって合祀してきた違法性を追及していきます。
 61年目の8月には、「平和の灯(ひ)を!ヤスクニの闇へ・キャンドル行動」が取り組まれます。靖国を被告とした新提訴も準備中です。引き続きご支援をお願いします。

6月10-11日、ソウルで、春川で
   金景錫さんの遺志を受継ぎ、
          不当判決と闘う原告集会開催!


 5月25日の前代未聞の不当判決を受け、グングン裁判弁護団と支援する会は訪韓し、6月10日ソウル、11日春川で判決報告・原告集会を開催しました。

 
これほどの不当な判決はみたことがない!

 

 
 

ソウルでの原告集会

 ソウルでの原告集会は、約60名の原告の出席の中、判決の翌日他界された太平洋戦争犠牲者遺族会会長・金景錫さんへの黙祷で始まりました。金景錫さんの戦後補償実現への偉大な功績に感謝し、今後意志を受け継ぐ誓いを込めた黙祷になりました。
 金銀植・太平洋戦争被害者補償推進協議会事務局長から経過報告に続いて、大口弁護士から約40分に亘って報告。「日韓協定にしても、靖国にしても不当極まりない判決であり、控訴して原告の皆さんと共に最後まで闘いたい」と決意が語られました。また殷勇基弁護士からは、「遺骨について、協定締結当時日本政府が持っていれば、遺族への返還義務は消滅する、というこれまでにない不当な判決だ」と報告されました。古川から「あんにょん・サヨナラ」に対する反応と今後運動を広げる決意を報告しました。
 一方原告からは、シベリア朔風会の李炳柱会長が判決当日の動きを、身振り手振りを交えて、臨場感あふれる報告。そのおかげで、原告の皆さんに問題点が伝わったと、直後に李熙子さんが語っておられました。その後原告数名が発言。控訴して闘うことを全員一致で確認しました。

 
靖国合祀取消しに国際的な取り組みを!

  集会には、日本・韓国でのマスコミ報道をはじめ、判決の問題点や今後の対応についてまとめられた冊子が事前に準備されていました。それには、靖国合祀問題での取り組みだけでなく、7月ソウルで行う国際シンポジウム、8月11〜15日の靖国反対共同行動等の方針も詳しく書かれていました。また、今後検討する方針として、国連人権委員会(理事会)への提訴、世界の宗教界へのアピール、新たな靖国提訴が打ち出されていました。

 
新会長を選出し、控訴審を闘う決意!

 翌日は、朝から春川へと向かいました。この判決を待っていたかのように、判決の翌日他界された金景錫さん。それから2週間。服喪の期間にもかかわらず、控訴の日程上、原告集会の開催をお願いしました。

 

チュンチョンでの原告集会

 

 金景錫さんは、自身の加害企業である日本鋼管相手の訴訟を手書きの訴状で始めて以来、日本鋼管、不二越との和解などを勝ち取り、強制連行・戦後補償問題を大きく牽引してきました。その存在の空白は誰にも埋めることはできませんが、私たちは前進しなければなりません。春川の原告集会には理事を中心に約20名が集まってくれました。大口弁護士からの報告に対して、「控訴して成果はあるのか?」など厳しい質問もありましたが、最後には全参加者が控訴の委任状に署名、参加者全員で控訴審を闘うことが確認されました。原告集会後、理事会が開催され、新会長に洪英淑さん(金景錫氏の奥さん)が選出されました。
 その後、全員で納骨堂にある金景錫さんのお墓参りをしました。花を手向け、ご冥福を祈り、最後まで責任もって闘うことを誓いました。
 

 

お墓参り

 

ソウルでの出来事
権水清(クォン・スチョン)さんと5年ぶりに再会!(古川)

 
 

クォン・スチョンさん(右後ろ)

 提訴の年(2001年)の夏、沖縄で行われた全交に参加され、お父さんの供養を行った権水清さんと、今回ソウルで5年ぶりに再会しました。陸軍に徴用された権水清さんのお父さんは、沖縄戦で生死不明のままです。一家の大黒柱を失った後、母親は病死。弟の面倒を見ながら9歳の権水清さんは働きながら韓国各地を転々とします。気がつけば60歳。沖縄の地で念願の祭祀をやり遂げた後、権水清さんは号泣されたのです。その夜ホテルで同室だった私は、言葉も通じないのに、二人でお酒を飲んで、一緒に身振り手振りで語り合ったのです。あれから5年。私はずっと権水清さんと会いたいと思っていましたが、今回ようやく再会できました。笑顔、笑顔でした。

 

GUNGUN判決関西報告集会報告(小川)

 冒頭、「考えてみよう靖国問題〜あんにょん・サヨナラから」が上映されました。30分の中に、「あんにょん・サヨナラ」で使うことができなかった貴重なインタビューが満載されており、靖国問題を職場や教育現場で仲間や若者とともに考える教材としてうってつけだと思います。是非、ご利用下さい。その後、大口弁護士から判決の報告。いつもの穏やかな優しい雰囲気とは少し違って、緊張して 、判決と控訴審での闘いについて語っていただきました。

大口弁護士
 

大口弁護士が報告(6月24日)

 

GUNGUN裁判を起こして5年目の最初の判決は、本当にひどい判決でした。初戦における「負け」をどうやって闘い治していくのかが課題です。次の裁判ではどう闘うか。靖国合祀の問題で言えば、侵略の犠牲者を何故祀っているのか?と言う問いに「行政サービス論」で逃げていますが、靖国神社の侵略的性格性を戦前からの連続性の中で明らかにしていくことでしょう。つまり、陸軍省、海軍省の役人が、戦後そのまま横滑りして厚生省の役人となり、両省が抱えていた「復員」と「合祀」という仕事が戦後の大事な仕事として厚生省に引き継がれたのです。そして、靖国神社も戦前から両省の管轄下にあって、戦後もその影響下にあったという、連続性です。靖国は戦前戦後の連続性の中で軍事施設であったし、今なおそうであります。とはいえ、霊爾簿からはずさせるためには、国際的なネットワークの形成が必要でしょう。アメリカだって小泉の参拝を快く思っていないし、かって植民地であった国々は当然そうですし、国内でも靖国を訴える裁判の準備がされています。靖国を訴える裁判とともに連帯して闘っていきましょう。

古川佳子さん(箕面忠魂碑訴訟原告)

 台湾、韓国の人たちの大きな矛盾に、日本人が気づくことになれば裁判を闘った意味がそれだけでもあると思う。あらゆる矛盾をついて、人間として素直に闘っていけたらいい。

その後、集会参加の皆さんから活発なご意見をいただきました。裁判を支援していただいている皆さんの熱意を感じました。本当にありがとうございます。
 

ソウルシンポジウム報告(中田)

 ソウルで7月20〜21日に「世界から見る靖国」と題して開催された国際シンポジウムは、韓国、台湾、沖縄、アメリカ、ドイツ、日本、6つの地域から約150名あまりの学者、市民が参加、東アジアの視点、あるいはよりグローバルな視点で日本の靖国神社問題を明らかにし、8月の「靖国キャンドル行動」の成功を担う企画として取り組まれました。

 

 開会にあたってのあいさつで、韓国国会の外交通商委員会の委員長キムウォヌン議員は『かつてベトナムにおいて韓国軍が行った行為に対して政府が謝罪をしようとしたとき、右派勢力および韓国軍は、韓国の名誉を傷つけるものだとして反対したが、謝罪することによって韓国は真の名誉を守った。日本人はこのことを肝に銘じてほしい。
 また、あるアメリカの政治学者は「今の日韓関係を「見守る」立場をとる」といったが、ドイツのアウシュビッツに対してこのような事態が生じても果たしてアメリカは沈黙を守るだろうか?」と現在の日米韓のそれぞれの政治的スタンスを見事に言い表しました。
 また、被害者を代表して李熙子さんは「亡き父を思うあまり新しい父に対しては申し訳ないことをした。それで、結婚式当日だけは私は、「金」熙子となった。その後、父がいつどこでどのように死んだのかを探し続けて、靖国に祀られ、魂さえも今なおとらわれている事実にたどりついた。今の日本の右翼勢力の状況を見ると活動家でもなんでもない私だが、がんばらねばならない」と時々涙を目に浮かべながら日本の右傾化を象徴する靖国に対する腹の底からの怒りを淡々とした語り口で訴えられました。

 かつて天皇制の下で靖国神社が「感情の錬金術師」として民衆を戦争に駆り立てた歴史を繰り返さないためには、奇しくも日経新聞が大々的に報道した「A級戦犯合祀に天皇不快感」という記事から予測される「A級戦犯分祀論」に惑わされることなく「靖国の闇」を照らし、侵略神社としての「靖国」の本質を様々な側面からとことん明らかにし、合祀取消、首相参拝反対の運動をより一層進めるための「共同声明」を日本政府に提出することを確認してシンポジウムを終えました。


8月靖国行動
「平和の灯(ひ)を! ヤスクニの闇へ キャンドル行動」

●キャンドル行動日程
8月11日(金) 16時 首相参拝中止抗議集会(首相官邸前)
         19時 キャンドル行動開始集会(霞ヶ関・弁護士会館)⇒キャンドルデモ出発
8月12日(土)  18:30 集合 19:00 銀座キャンドルデモ出発
8月13日(日)  15:00−19:00
  【屋内集会】(地下鉄「神保町」・日本教育会館ホール)
   第1部 講演・証言・アピール
     講演=高橋哲哉(東京大学教授)
     証言=李金珠(光州遺族会長/夫がタラワ島で戦没、靖国神社に合祀)
         金城 実(彫刻家/沖縄靖国訴訟原告団長)
         チワス アリ(台湾立法院委員/靖国アジア訴訟原告団長)
     アピール=李煕子(合祀取消訴訟韓国人遺族代表/キャンドル行動実行委共同代表)
   第2部 コンサート 台湾=「飛魚雲豹音楽工団」/ 韓国=韓国伝統音楽演奏
   集会終了後(19:30〜) キャンドルデモ
8月14日(月)  野外イベント & 「YASUKUNI NO!」 のキャンドル人文字づくり
         (地下鉄「外苑前」・明治公園)
       12:00 開場・(展示イベント、バザー)13:00 野外コンサート
       18:00 1000名の参加者による「YASUKUNI NO!」のキャンドル人文字づくり
          8月15日直前の夜、東アジアの民衆と共に、
          今こそ平和のメッセージを全世界に発信しましょう!!
8月15日(火) 早朝抗議行動 
       8:00集合(JR東京駅から神田駅方向へ10分・常盤橋公園)⇒8:30  デモ出発


●賛同金(1口=1000円;なるべく複数口を希望)を郵便振替で、
  口座番号:00140−3−446364
  口座名称:「ヤスクニキャンドル行動 内田雅敏」

2006ZENKO  in  京都
   分野別討議B(6日9時ひとまち交流館)にご参加を

 
 

昨年のZENKOで故キム・ギョンソクさん

 今年の全交は、京都で開かれます。特に6日の分野別討議Bでは、「あんにょん・サヨナラ」上映運動と、靖国を相手取った「合祀取り消し新訴訟」の討議を行います。ぜひご参加ください。
  8月5日(土)
  10時 開会集会(大谷ホール) 12時 昼食
  13時 シンポジウム(各会場) 16時半 夕食
  18時 国際連帯文化フェスティバル(大谷ホール)
 8月6日(日)
   9時 分野別討議A?H(各会場)12時 昼食  
   13時 交流、学習、連帯の広場  14時半 06全交決議・全体討議
  16時 フィナーレ(大谷ホール) 18時 フェアウエルパーティー

  参加費〜一般:5000円(1day:3000円)、学生/フリーター:3000円(1day:2000円)

 国際シンポジウム(8月5日13時)
   ● 明日のイラクを共につくる ーイラク平和TV局の開設を! (大谷ホール)
  ● 創り出そうPeaceとJob 変えよう!戦争と失業の時代を (ウイングス京都)
   ● 無防備地域を実現する ー世界の仲間とともに(ひとまち交流館)
 分野別討議(8月6日9時)
   ● B 戦後補償実現〜あんにょん・サヨナラ上映運動から靖国訴訟へ(ひとまち交流館)
 

東京で大成功の「あんにょん・サヨナラ」劇場上映!
   大阪の成功にご協力を!

「日本の若者にももっと観てもらいたい映画」(土本典明監督)
 

ポレポレ東中野の観客

 
   
 

トークショー

 

東京劇場上映1500名超の鑑賞者で大成功!
 7月8日(土)から21日(金)まで一日4回上映の「あんにょん・サヨナラ」ポレポレ東中野上映は、当初の出だしの少なさを巻き返し、雨の最終日も160名の方に来て頂くなど、1500名を超える(特別イベントを含めると1700名超)鑑賞者で大成功を収めました。(御園生)

成功へフル回転した上映委員会
 劇場上映を盛り上げるため、2月17日のイベント(李熙子さんと鈴木邦男氏のトーク)を出発点に、4月、5月(グングン裁判判決報告集会)、6月とイベントを重ね、上映を迎えた。その間、上映委員会は、マスコミ関係へのアタック、戦後補償、地域、労働団体への要請、知人友人へのチケットの販売のお願い、集会での宣伝等々フル回転した。
 8日李熙子さんを迎えた初回は席が半分埋まる程度で、あまり伸びない。心配。翌日、高橋哲哉氏と鈴木邦男氏、李熙子氏の特別イベント前の上映で始めて一杯となり、イベントは立見の大盛況となった。一安心。しかし、翌日からは一桁の上映回も。上映委員全員が電話やメール、FAX等で働きかける。グングン裁判を支援する会でもチケットを預かってもらった50名の方を中心に、上映期間中3回FAXを送った(上映状況、新聞切抜き、靖国神社が都内全中学校に文書配布など)。マスコミ報道の影響も大きかった。

成功したイベント、映画に涙する若者
 9日(日)の特別イベントでは、「何が解決されていず、私たちに何ができるか見出して欲しい」(主人公・李熙子)、「国家の論理で死者を利用するのは卑劣」(鈴木邦男一水会顧問)、「追悼は残されたものが生きるために必要なもの。遺族の意思が大切」(高橋哲哉東大教授)と興味深い議論が展開された。また、16日(日)、「水俣」を撮った土本典明監督は「この作品は、非常に丁寧に撮って感動を与える。是非、韓国だけでなく日本の若者にも見て欲しい。」とアピールを送ってくれた。
 この上映に学生チケットで入場したのは120名。多いとはいえないがこれだけの学生がこの期間にこの映画を見てくれたのだ。印象的だったのは、上映終了後、涙しながら出てくる若者が多くいたこと。これがこの映画なのだ。大阪上映に是非、足を運んでください。また、地域、団体、有志での上映を進めてください。


関西でも大阪シネ・ヌーヴォで劇場上映スタート!(木村)

 

シネ・ヌーヴォの観客

 

 7月15日、大阪シネヌーヴォで「あんにょん・サヨナラ」の劇場公開が始まった。
 初日は上映後監督キム・テイル氏と出演者古川さんのトークもあり、予想をはるかに超え会場は満席で、補助椅子も全部埋まった。前日朝日新聞に紹介記事が載り、問い合わせもあったとか。年齢層もいろいろ、映画の間中涙して「この映画は一生忘れません。」と感想を残してくれた若い人もいた。私自身、昨年夏の試作段階から4度目の鑑賞になるが、見るたびに作品の完成度が高まっていることを感じる。
 トークでキム・テイル氏は「日本は経済的にも軍事的にも世界で1・2を争うまでに発展してきたが、アジアへの加害をまだ解決していない。ドイツはヨーロッパで隣国と共に友人として歩み始めているが、アジアでは壁を克服できず今だに平行線のままだ。戦争をくい止めるためにも、この加害と被害の壁を越えなければならない。人間の苦痛は共に共有することができる。映画では、古川氏という人間を通してこういう問題に取り組むことができた。難しい問題ではあるが、日韓共同で作業ができた意味は大きい。互いの文化的社会的違いでスタッフの中にも衝突があったが、その中でいろいろなことが学べて良かったし、こうやって初めて和解が出来ていく。常に日本と韓国の壁に穴を開け続けなければと思う」と。映画の製作過程もまた日韓の壁を破る過程であったと語られた。
 「見なくてもこの映画の結論はわかるよ」という人に「それでも」と誘うと足を運んでくれたが、結果「あの映画は良かった。ぜひ見に行った方がいい」と他の人に声をかけてくれている。「アンニョン オヌル チョウン ヨンファ コマオヨ(今日はいい映画をありがとう)」とメールが届く。見て貰った人から輪がどんどん広がって行く映画だと思う。シネヌーヴォで一人でも多くの人に見てもらえるよう、声をかけていきたい。

キム・テイル監督 劇場入り口で

 



【劇場上映:大阪九条シネ・ヌーヴォ】
7月29日(土)〜8月11日(金)2週間 レイトショー(20時40分から)

【自主上映】
 8月 6日(日)12時半 北海道・札幌北光教会 201号室
 8月 6日(日)18時半 岐阜県大垣市ソフトピアジャパンセミナーホール
 8月 7日(月)14時・18時 倉吉市中部教育会館
 8月 7日(月)18時半 鳥取県民文化会館
 8月12日(土)14時半・18時 多摩市永山公民館(ベルブホール)
 8月18日(金)19時半 兵庫県市川町就業改善センター
 8月22日(金)21時 北海道浅茅野朱鞠内「東アジア共同ワークショップ」
 8月25日(金) 18時半 さいたま市・埼玉会館小ホール
 9月 3日(日)10時 函館市「ユニバーサル上映会」
 9月23日(土)14時 東京 聖バルナバ教会「第34回、日韓の歴史を学ぶ会」
10月3日(火)10時40分 大阪産業大学多目的ホール
 

全国から応援のメッセージ、ありがとうございました!

・「あんにょん・サヨナラ」を見ました。ニュースをお送りください。(神奈川)
・頑張って下さい。いろいろな行事や活動がある時連絡してください。(大阪)
・無限の闘いを続けましょう。(東京)
・映画拝見、靖国問題は顔を上げられない思いです。日本はアジアの中で完全に孤立してしまうでしょう。イ・ヒジャさんの闘いが勝利する事を祈ります。(東京)
・「あんにょん・サヨナラ」とても良い映画でした。靖国合祀を望まない遺族の希望が早くかなえられれば良いなと思います。とても勉強になりました。(大阪)
・四月末に 高橋哲哉氏が来和、ビデオに「あんにょん・サヨナラ」の一部も紹介して
わかりやすく靖国と遺族の話をしてくれました。タイムリーで良かったです。私も昨年、ナヌムの家を訪ね証言を拝聴しました。正しい「戦後処理」を早急に!!(和歌山)
・くじけずに!勝つまで!(神戸)
・不当判決。恥ずかし過ぎます。(大阪)
・皇軍に協力させられた私は、ただただ申し訳ありません。(大分)
・不当判決ですが、グングンは戦うことに意義がある裁判。元気でやりましょう。(大阪)

 読書案内

 『韓国高校生の歴史レポート』
    〜ハラボジ・ハルモ二へのインタビューと日韓交流

         
韓国・中京高校歴史探究サークル著
                   (卞記子、坪川宏子、赤池すなお、金孝珍訳)
         
明石書店 2500円+税

 
訳者を見るとあっと思われる関東の支援者の方も多いのではないかと思います。そう、卞さん、坪川さんはグングン裁判のサポーター、赤池さんはグングン裁判の通訳なのです。本書は、韓国の高校生がハラボジ・ハルモ二の聞き取りを通して、日本の高校生とも交流していくというものです。そのなかにはグングンの原告である李熙子さんはもとより、李熙白さん、呉幸錫さん、李相協さんらがでてきます。また、恨の碑の姜仁昌さん、関西在住の姜富中さんらも登場します。韓国の高校でこのような取り組みを企画した中心の先生・朴中鉉さんが何かをしなくてはと遺族会を訪ね、最初にあったのが李熙子さん。今でもそのつながりは続いています。是非、一読して欲しい本です(K)。

GUNGUNインフォメーション

8月 5日(土)〜6日(日)「2006ZENKO in 京都」
8月 9日(水)19時 「アジアと靖国神社・韓国台湾人の合祀を考える」
                    (京都・ひとまち交流館)
8月10日(木)  18:30「小泉参拝を許さない大阪集会」(大阪・北区民センター)
8月11日(金)  13時集合「合祀はいやです」訴訟提訴(大阪地裁)
       18時30分 決起集会&共に闘う会発足集会(エル大阪)
8月11日(金)〜15日(火)「平和の灯(ひ)を! ヤスクニの闇へ キャンドル行動」
8月13日(日)  10時 大阪「心に刻む集会」(クレオ大阪西)
8月23日(水)  13:00〜 「シベリア抑留犠牲者追悼の集い」(千鳥が渕戦没者墓苑)

◆「あんにょん・サヨナラ」上映会 (上映スケジュールはこちら)