2006年8月11〜15日(東京)

平和の灯を!ヤスクニの闇ヘ キャンドル行動


 13日からの行動に参加した私たちは、まず靖国神社を偵察するために遊就館に入館。「戦争賛美」の何物でもない。殺戮、死、略奪、尊厳の破壊・・・戦争が引き起こした残酷さと日本の侵略性とは無縁の展示物ばかりを前にして、靖国神社は紛れもなく特定の意図を持った戦争神社であることを実感。小泉前首相や閣僚の「靖国詣で」を単純にA級戦犯分祀で許してはいけないと思いました。怒りを持つだけではなく、行動しながら学ばないと、軍国主義化の動きが日常にすり込まれる(雰囲気負けしてしまう)と感じました。

8/13 韓国・台湾・沖縄・日本から約1千人が集結!(東京・教育会館)

 

 
 

 

 集会主催者から「首相の靖国参拝は侵略戦争と植民地支配の肯定を世界に発信するもの。靖国神社の解体に向けて運動を進めていきます」(内田弁護士)「ただちに韓国人の合祀を取り下げろ」(李ソクテ弁護士)と発言がありました。続いて韓国から9人の国会議員が登壇し、「アジアの平和を作る道を見つけるために来日した」と発言。集会講演にたった高橋哲哉さん(東京大学教授)の内容はわかりやすく「(A級戦犯の分祀を理由に)21世紀の戦争神社、第二次国営靖国神社の創設」へと向かう意図があると明確に語られました。
 李金珠さん「夫は、天皇のための侵略戦争に家族と祖国を捨てて命を捧げるような、愚か者では絶対にありません。侵略戦争を正義の戦争とみなし、戦争の英雄を崇める靖国神社に祀るのは、夫に対する冒涜です。朝鮮人戦没者を侮辱する行為である靖国参拝を、小泉首相はただちにやめるべきです」 そのあと金城実さん、チワス・アリさんの発言がありました。
 最後にGUNGUN原告の李熙子さんが小泉前首相の靖国参拝を厳しく糾弾し、同時に韓国の国会議員に向けて、今日の集会での気持ちを持ち続けて欲しいと発言されたことが印象的でした。
 集会の2部はコンサートで、大いに盛り上がりました。その後、「靖国NO!」靖国神社に向けてデモ行進を行いました。キャンドルを手に私たちは韓国の人々の列に混じって行進しました。 暑い!熱い!行進でした

8/14 今こそ平和のためにキャンドルを灯そう!(明治公園)
 「YASUKNI NO」のキャンドル人文字を完成させるために延べ2千人の市民が明治公園に集う。韓国側実行委員長の李海学さんが「日本は軍国主義化をすすめている。日本の人々のためにもキャンドルを掲げよう」と発言されたことが胸に残りました。当然GUNGUNも店舗を開き、アピールし、グッズも販売しました。そのかたわらで、韓国から来日されたGUNGUN原告の皆さんと熱い握手を交わし、ボディーランゲージで交流。残念ながら私は途中で、後ろ髪を引かれる思いで夕闇迫る公園を後にしましたが、新幹線の中で加藤さん(あんにょん・サヨナラ共同監督)の写メールで完成した人文字を見ることができました。参加された皆さん、本当に素晴らしい企画でしたよね!ご苦労様でした。 (報告:小川)