2006年2月26日(大阪)

イ・ヒジャさんのキムチづくり教室&「あんにょん・サヨナラ」上映会


 今年は白菜の水洗いを当日早朝にやったせいで、イ・ヒジャさんから「おいしい」と言われたのですが、ヤンニョム(薬味)の材料にも秘密が。天日干しのコチュ(唐辛子)やニンニク、生姜は、例年ソウルから持参してもらっているのですが、今年はミニョリ(せり)とカッ(からし菜)チョッパ(ねぎ)が付け加わりました。またイワシの魚醤とエビの醤油は特上の品を持参。また前日、大根やニンジンの仕込みをしていた時のこと。千切りを手早く、とスライサーを出すと、「アーニョ、アーニョ(だめだめ)」と。肩が痛いとグチをこぼす私たちを尻目にヒジャさんは黙々と千切りを続けます。器具を使うと水分が出すぎるそうです。切り方にこだわり、材料を吟味している姿から、参加者においしいキムチを食べてもらいたいという強い思いが伝わった「キムチ作り」でした。ちなみに、来年はポッサムキムチに挑戦してみようという話も。楽しみにしていてくださいね。(大幸)

   

キムチづくり&上映会に参加して(吉岡さん)
 トークの中で、大震災で肉親を失った方からの発言がありましたが、とてもすばらしい対話になり、またひとつ相互認識が深まったのではないかと思われました。イ・ヒジャさんからもその時の自分が被害者のことを全然考えていなかったと率直にわびられたことも素晴らしかったと思います。また、神社とは何かというような話が最後に少しあり、とても興味深いテーマだと感じました。キムチ作りと映画会をセットにした企画はとてもいいアイディアだと思います。