2005年2月11日

緊急企画「日韓会談議事録公開−問い直される日本の戦後処理」(東京)


 2月11日、仏教大学助教授・太田修さんを招いて、緊急企画を開催しました。
 太田さんの講演からは、公開された5つの議事録の内容とその特徴が明らかにされました。公開された資料はこれまで明らかにされなかった資料で、韓国側の公開の動きに対して日本側が「非公開」要請し公開されなかったもの。そして8月15日に向けて全ての資料を公開するとしており、画期的な公開の第一歩を示した、と報告。問題は、植民地支配について一切謝罪も補償もするものでなかったこと、日韓双方ともに被害者個人に対する補償を考えていなかったことが明らかに。日本で宣伝されているような日本があたかも個人補償を主張し、韓国側がそれを否定したという内容は「日本側が本当に個人補償を行うと意思を持っていたというよりは、韓国側の請求金額をできるだけ減らそうという意図からでたものだ」(参加者感想)ということもはっきりしました。韓国政府に続いて日本政府も全てを明らかにし、両国の真の「友情」を発展させるべきです。(御園生)