2003年12月27日

2005キャンペーン・スタート集会(関西)


金慶海さんを交えてキャンペーンをスタート!
 

 

講演する金慶海さん

 

 GUNGUNの2005年キャンペーンは、金慶海(キム・ギョンヘ)さんの講演でスタートを切りました。金慶海さんの活動拠点である「兵庫朝鮮関係研究会」は、在日コリア1世の足跡を調査しようと結成。戦時中の鉱山や神戸港での朝鮮人強制連行問題などを中心に研究“事実を残す”ための活動をされてきました。

 講演では、「コリア&ジャパン未来に向けて・今」というテーマで、“神戸第一警備大隊洞窟の(ニ)地点について”という研究を題材に丁寧な報告がされました。米国戦略爆撃調査団報告書の略図から調査が始まり、現地を訪ね、周辺の方の証言を拾い、神戸では初めての地下軍事施設を確認できたそうです。このことが「神戸新聞」で報道されるや“弾丸列車を走らせる試掘坑跡だ”という証言があり、再調査を始めるという話の展開に、ついつい身を乗り出して聞き入りました。結局、第二次大戦の戦況に応じ、弾丸道路⇒地下軍需工場軍施設⇒防空壕などに次々と転用され、最後は本土決戦の「警備大隊」(ゲリラ戦部隊)の司令部基地が構想されていたのです。わずか300人程が30発までの弾薬のみで武装(銃は全員分なし)後は住民を巻き込んでゲリラ戦が予定されていたといいます。

 

聞く人を思わず引き込む説明

 

 私は神戸空襲については、母親から何度も聞いていました。六甲山へ逃げたこと、防空壕があって助かったが満員で入れなかった人が焼死したこと等など。もし神戸が地上戦の戦場になっていたらと思うと、沖縄の悲惨な状況が重なり背筋の寒くなる思いがしました。そしてこの地下壕もまた朝鮮から強制連行された多くの人々によって工事が行われたことが、当時工事を請け負った熊谷組の社史で明らかになったそうですが、具体的なことは解っていません。

 「GUNGUN原告の中に知っている人がいないか調べて欲しい」といわれました。地道に強制連行の事実を足元から解明されていることに感銘を受けました。しかしまだまだ明らかにされない事も多く、GUNGUN原告から証言を丁寧に聞き取り、事実を明らかにすることの大切さを感じました。「あなた達の活動に期待しています。」という言葉を胸に力を尽くしていきたいと思います。(木村)